第二章   江戸に出る



江戸への道中は楽しかった。開放感に包まれ足取りは自然に速くなった。

旅の空の下、見知らぬ町や村の風物に見とれる事もなく歩く。

途中風雨にも遇ったが、初秋の空は高く今日は快晴だった。

吹き渡る風に揺れる木々の葉の匂いが心地よい。

相模の国の国境まできたときだった。悲鳴のようなものを遠くに聞いた武助は

その走力にものをいわせ、駆け寄った。人通りの途絶えた道で大勢の荒くれ者

に取り囲まれている男女3人がいた。

「 待て、何をしておる!」 と大喝した。

「 小僧、命が惜しくば、黙って通り過ぎよ」 頭分の大男がいう。

「 山賊か、生憎そのつもりはない。怪我をしたくなければ去れ」

「 生意気な、おい、この小僧から始末しろ」

「 みなさん、ここで目をつぶって座っていて下さい」 と3人に云った。

始末されたのは山賊だった。様々な得物で切りかかるが、武助にはその動きが

緩慢にみえる。 「 いい加減にせぬと痛い目にあうぞ」 と諭すが諦めようとしない。

已む得ず利き腕や足を切り捨てた。

「 もう目を開けてもいいですよ。物騒だから旅籠まで送っていきましょう」

「 お助けくださいまして有難うございます」 と、くどくどと礼を述べる一行に武助は

もごもご云った。

50歳くらいで泉屋幸兵衛と名乗る人物は江戸で薬を商っているらしい。

その娘お香、そして手代の源助の一行で親戚の法事に行った帰りと名乗った。

「 あ、うー、これはご丁寧に。拙者は作州浪人内海武助と申す」

「 失礼ですが内海さまはご浪人してお永いのですか」

「 いや、なり立てでござる。右も左も分からぬ朴念仁故よろしくお引き回しを願う」

「 お侍さまは何か自分に呟く様な物言いをなさいますね」 とお香が云う。

「 これ、お助け頂いたお武家さまに何という失礼な!」

「 いやいや、その通りです。これには色々ありまして」 とぼそぼそ応える。

これは大変だ。すでにいつもの倍以上喋っている。簡単に事情を語った。

「 お師匠様に無口を治す手立てですか・・・」 みなが笑った。私の話が

受けたのは生まれて以来初めてである。

「 お師匠さまと和尚さまには大恩があります。江戸に着いたら手紙を出さないと」 

急に師匠と和尚の顔が浮かんだ。

「 何にせよ、お武家さまに助けて頂き助かりました。この後の旅もよろしくお願いいたします」

 どうやら武助は気に入られたようだ。 

神奈川宿で、街道での騒動の届を出した後、旅籠に入った。

風呂に入り汗を流して戻るとはや夕食の膳が出ていた。

幸兵衛に江戸に入ったら是非とも店に立ち寄って頂きたいと懇願された。

「 拙者は浪人の身でありますから早く口入屋に行こうと思うております。だから立ち寄る

だけなら・・・」 と武助が応える。

「 内海さまはあれほどの剣の腕前でございます。仕事にはご不自由しないでしょうが、

お住まいはどうされますか。あてはございますので?」

「 いや、そんなものはありません。仕事が見つかるまで、しばらくは橋の下でも泊まります」

 武助は平気な顔で云った。

「 お侍さまがそれではいけません。それならばニ、三日は店にお泊り頂いて、

その間にわたしの家作をお世話します」

「 その様なご迷惑はかけられませぬ」

「 内海さまのお師匠様はもっと気楽にと云われたのでは?」

「 そうですな、確かに」 と苦笑した。商人の口にはかなわない。

江戸に入るとその人の多さにまず驚く。みなせかせかとたち動き、大八車が

忙しく通る。乾いた道に馬糞が舞う。人に酔いそうになる。

平静を装っているものの、この中で自分のような田舎者がはたして生きていけるか

多少心細くなった。日本橋北槇町の店は武助の想像を超えて大店の構えだった。

店の前を掃除していた丁稚がこちらを見て叫んだ。

「 あっ、旦那様だ。番頭さん、番頭さん!」 と店の中に飛び込む。

「 おお、お帰りになったか。旦那様、お嬢様ご苦労様でございました。お疲れ

でございましょう。お栄、濯ぎじゃ、濯ぎをこれに」

「 番頭さん、只今返りました。みな留守中ご苦労さんでしたな」

「 それで、こちらのお武家さまはな、道中で山賊に囲まれて危ういところをお助け頂いた方で、

内海武助さまじゃ。みな礼をいっておくれ」

「 これは、これは、番頭の久造でございます。主人とお嬢様のお救い頂き

まことに有難うございます。ささ、濯ぎをお使い下さい」

武助はポカンとしていたが、店の者に勧められ草鞋をぬいだ。 

旅装を解いた武助に番頭が風呂に入るように勧めた」

「 ご主人がまずお入りください。拙者は後で結構です」

「 では一緒に入りましょうか」 と幸兵衛が云う。風呂は大店らしく桧木の香がする立派な

造りだった。

「 痩せておられるが大変な筋肉ですな」 と幸兵衛が感心する。

「 はあ、師匠に山で修行するように勧められ、一年の間山に篭り駆け回って

おりました」

「 なるほどそれで・・・」

「 失礼ですが、内海さまはどのようなお志で江戸に参られましたか」

「 ひとつは前に申しあげたように人並みの口がきけるように大勢の人と交わる事でござる。

いまひとつは己の剣を鍛えることでござる」

「 その為には仕事を見つけ、さらに住まいを得ることになりましょうか」

「 左様でしたか、一つ目は心配いりません、最早十分江戸でも通用致しますよ。問題は住まい

を見つける事でしょうな」

「 例えば長屋に住むにしても、どなたかの紹介がないと江戸では住めません」

「 それはわたくしがご紹介するにしても、しばらくはここに住んで頂けませんか。遠慮は無用

です。ただお助け頂いた礼で云っているのではありませんよ」

武助はしばらくは主人の世話になる事に決め、恐縮だがお願いすると云った。

くにの師匠と和尚に、唯今江戸に着き道中で知り合った大店の商人泉屋に

世話になっている事、そしていずれ仕事を見つけ、一人暮らしを始める所存・・・

とその様な事をしたためた。番頭は津和野にも付き合いのある店があるので

任せるように云ってくれた。

薬種問屋の商いは、地方の藩からの仕入れの他、店の仕入れ係りが地方に

出向き買い入れをする、また直接に出入の業者から仕入れをするそうだ。

店の二階の奥では薬草を陰干しする大きな部屋があり、忙しく手入れを

行っている。また別室では薬草をすり潰す薬研が並んでいる。

客は武士、医者、町人など様々で、間をおかずやってくる。大変な繁盛ぶりだった。

武助は薬の臭いが漂う店の様子を何気なく観察していた。

一応客扱いであるから、手伝い等やることがない。それで番頭の久造にことわり、外出した。

大きな部屋をあてがわれていたが、やはり外がいい。

商店が並ぶ道を進むと名前も知らぬ寺があり、その先に大きな川があった。

土手の道を南に下ると品川があるそうなので、歩いてみた。

山であればどう走ろうが自由なのだが・・・と見廻すと、人通りは少ない。

武助の血が滾ってきた。我慢できず走り出した。出会う人が驚いたように避ける。両刀を携えた

武士が物凄い勢いで砂塵を撒いて駆けてくる姿を
見て天狗だ、天狗だと叫ぶ人もいる。

半刻ほど走り鶴見宿と云う海辺に出たので引き返した。

川で水浴びをした。気分がいい、爽快な気分で店に戻った。

「 内海さま、旦那様がお待ちです」 と番頭が伝えた。

奥に案内されると、帳簿を見ていた喜兵衛が振り向き

「 内海さま、お願いがありますがよろしいでしょうか」 と云った。

「 うー、何でもおっしゃってください」 武助の口調は大分滑らかになっている。

「 いまから久造と一緒に出掛けてくれませんか。掛取りがあるのです」

「 その様な事ならいつでもやらせてもらいます」 と気軽にいった。

事実上、江戸の経済を支配しているのはいまや商人である。

武士の権威を装っているが大名、旗本といえど内情は苦しいものだ。

商人から金を融通してもらっているところがが多い。

今日は支払の約定日なので受け取りに参上するのだ。

掛取りは数軒あるので少し遅くなるという。それで都合よく武助がいるので

護衛を頼んだというわけらしい。

駕籠が玄関前に来たが久造は乗らず武助と一緒に歩いた。

「 内海さま、今日はどちらにお出ででした?」

「 隅田川の土手沿いに鶴見宿という所まで走っておった」

「 鶴見までですか。それは大変な距離ですな。うん・・・待てよ、まさか・・・」

「 どうかされたのか」

「 出入の者が隅田川の土手に天狗が出たと血相変えて飛び込んできましたので。なんでも

七尺程の天狗が団扇を持って砂塵を撒いて走っておったとか」

「 ひょつとしてあれは内海さまでは・・・」

武助は元のだんまりに戻った。迷惑をかけたかと思ったからだ。

「 ははは、やっぱり。面白い方ですな」 

やがて大名の屋敷に着き、久造が少しここでお待ち願いますと云った。

傍に池があり、そこで老人が糸を垂れていた。

その近くに腰を降ろし、その様子を眺めた。

釣れないようだ。やがて老人は道具をしまいながら云った。

「 貴公、中々かやるようだな、何流を学ばれたか? いやこれは失礼。そなたはぼんやりして

いる様だが隙がないのでな。わしは近くに新陰流道場を構える立花兵衛と申す」

「 これはご丁寧に、私はつい最近江戸に出て参った浪人で内海武助と申します」

「 この近くにお住まいか?」

「 いえ、世話になっている日本橋北槇町の薬種問屋の者の供で来ております。住まいは今のと

ころ決まってはございません」

「 左様か、良ければ暇つぶしにでも、道場の見物に来なさい」 と去って行った。

久造が風呂敷を抱えて出てきた。次も大名屋敷だった。

ここは融通した金ではなく、薬の代金の受け取りだった。しかし受け取りにも段取りがあるようで

すぐには出てこなかった。

ふと、何か首のあたりを騒がす気がした。武助は気にしない態を装った。

何か出てくるならもっと暗くなってからではないかと思ったからだ。

次々と用を済ませ、久造の荷はかなり大きく重たくなった。

駕籠に金を抱え乗り込んだ久造が「 暗くなりましたな、早く帰りましょう」 と云った。

提灯の明りを灯し、駕籠屋は早足で帰り道を急ぐ。

向うに寺の灯篭が見えてきた時、武助は駕籠を止めさせ脇に寄るように云った。

何事かと訊く久造に

「 賊のようです。私が相手をしますから安心して下さい」 と落ち着かせた。

相手は5人で覆面をしていた。と云う事は掛取りの相手か?。

刀を抜き、無言で迫る相手に無駄な事はするなと云った。

「 その金が入用なのだ。置いていかねば斬る」 と後ろに控える武士が云った。

「 怪我をしても知りませんよ」 

「 問答無用」 と前の2人が左右から切りかかってきたが、夜目の効く武助

には敵わない。手首を斬られて刀を落とす。武助は既に次の相手に迫っていた。

3人の手足を軽く切り払った。相手は仲間を助けながら逃げていった。

「 番頭殿、もう大丈夫です」 と声をかけた。

「 驚いた・・・相手は10人ですぞ。こんなに強い人とは思わなかった。私はまだ震えが止まり

ません」 番頭は勘違いしているようだ。逃げていた駕籠かきが戻ってきた。

店に返り着き、番頭の大げさな報告をみな食い入るように聞いている。

「 内海さま、またお世話になりましたな。番頭は大事な人です。よくお助け頂きました」

 と善兵衛が頭を下げると店の者もそれに倣った。

「 とんでもありません。仕事ですから」

「 仕事とおっしゃつたか。うむこれはいい」 善兵衛はなにか企んでいる。

翌日善兵衛が仕事料だと云って金子を差し出した。

「 お納めいただかぬと困りますよ。仕事をすれば相応の支払いを受けるのがここでは

当然なのです」 武助はだんまりをつづけるが、商人の口にはかなわない。結局受け取った。

店の者が集金で遅くなる場合は武助が供に付くのが
暗黙の決まりとなったようだ。

武助は少しずつ行動範囲を広げている。

先日会った老人の道場は神保町にあった。思いがけず大きな道場である。

声をかけると道場着を着た同じくらいの若者が出てきたので見学を頼んだ。

風体を確かめる門弟に、池で声をかけられた者と伝言を頼んだ。

許可が出たので道場に上がり見額に拝礼し、隅に座って様子を見た。

見所であの道場主がにこにことこちらを見ている。また頭を下げると声がかかった。

「 よく来られた。どうじゃ、見学といわず、汗をかいては?」

「 よろしいのでしょうか?私は稽古着を持ち合わせておりませんが」

「 そんなものはいらぬよ。面だけ付ければよい。市郎お前の面をお貸しせよ」 

武助は喜んだ。面と竹刀を借り道場の中央に進み出た。

見所に拝礼、相手に一礼し竹刀を向けた。

相手は気合を入れ回り込む。武助は足先のみ回し体勢はそのままだ。

飛び回る相手を静かに見つめる。中々用心深い相手だが武助には動きが

緩慢に見える。だんまりは武助の十八番である。我慢できなくなった相手が

脇から突きにきた。届くかと見えた瞬間竹刀は武助の前を通り過ぎた。

その時は相手頭上一寸に竹刀が止められていた。

「 勝負あり」 立花の声がかかった。

「 須藤ではかなわぬか。よし、三宅お前が相手せよ」

「 三宅は当道場の師範代じゃ。心して勝負せよ」 と立花が云った。

なるほどこの相手は強そうだ。武助より二寸ほどでかい。

礼して向き合うと、上段に立てた姿勢から凄い気合を当ててきた。

しかし武助の静観にいらついたか、音をたてて面を取りにくる。

この動きは武助には予測できた。一瞬早く飛び込み胴に打ち込んだ。

相手は横にすっ飛んだ。一礼して元の位置に座る。

「 お主強いな。これでは当道場は形無しじゃ。ははは」 と立花は笑った。

「 いえ、良い稽古をさせて頂きました。有難う存じます」

「 どうじや、ここに稽古に来ぬか。良ければ門弟を指導してくれんかの?」

「 指導などとんでもありません。お仲間の隅に入れてもらえましょうか」

「 うーむ、左様か、よろしく頼む」

すると先ほど試合した須藤と三宅がやってきて云った。お主の動きは凄いな、

どうすればあの様に出来るのだ」

「 そうですね、人によってやり方は違いますが、まず腕より足を鍛える事

でしょうか。 つまり走り、飛び、跳ねる事で鍛えられます」

「 瞬間的な動きの方はまあこれで良くなるでしょう。しかし道場では無理でしょう」

「 ひょつとして隅田の土手を走っていたという天狗は貴公か?」

「 私は天狗なんかじゃありませんよ。でも走っていたのは事実です」

気分が打ち解けたようで武助は門弟の相手を続けた。  

若い武助はすぐに仲間ができた。みな気さくな連中である。

「 三宅は道場を継ぐ事になっておる。そこでじゃお主に指導してもらいたい」

と立花に頭をさげられた。三宅もそれにならった。武助は困ったから黙った。

「 もちろんお主は客分扱いじゃ。手当も出す」

一応了承したが、三宅にあの修行が出来るはずがない。どこまで三宅が耐えられるか知らない

が取り敢えず隅田の土手を全力で走らせる事にした。

7日間続けられればお受けすると云ってある。何せ三宅はでかい。始めは一刻

で三宅はのびてしまった。

旗本の三男坊の三宅は武芸に生きるしかない。必死さが解かるだけに

武助は厳しくあたった。やがてある程度武助の走りについてこられるように

なった。町では天狗が二匹になったと噂している。

さらに土手の坂を走り廻らせた。飛び、跳ね、回転する。何度か足元を外して川に飛び込んで

しまったこともある。その動きが上達すると共に竹刀の
振り方が以前とは違ってきたし、

目つきが変わってきた。

ここではこの程度が限界かと感じ三宅に腕試しに誘った。

江戸で有名な一刀流の中西道場に紹介状を持って出げいこに行ったのだ。

三宅はそこの師範代といい勝負をした。次に麒麟児と呼ばれる道場主の子息

が出てきたので武助が立ち会った。なるほど天才的な腕をしている。

だが、所詮道場剣法であった。武助の眼と感はそれを一歩も二歩も凌駕していた。おはこという

三段突きをすっと払いお返しの突きをみまった。

麒麟児は羽目板まで飛んでいき、気絶したようだ。

「 江戸にお主の様な剣客がいるとは知らなかった。たまには顔をだしてくれ」 と中西が云った。

「 よく三宅をこれまでにしてくれた」 立花はよろこんだ。

その日は門弟同士を誘って飲み屋に出かけた。立花から貰っているから金の心配はいらぬ

と云うと大勢付いてきた。

和気あいあいと飲める仲間がいるのはいい。中には遠慮のない奴がいて

「 内海さんは無口なほうですね」 とからかう。

「 そうなんだ。国ではむっつり武助と呼ばれていた」 と白状する。

「 いいひとは居ないんですか」

「 そんな人がいればお前らなんかと付き合うか」

「 安心した!」 と須藤が云う。彼も養子の口を探す身である。

「 家付きの娘を誰か知らんか」

「 いれば俺が行っている」

「 お前たち、養子の立場を知らんな。舅、小姑がいて、いびられるのだぞ!」

「 こうなったら、商人の娘でもいいぞ」

「 顔と相談しろ」

「 あーあ、武士と云ってもつぶしがきかんからなー」

「 今からでも算盤の稽古をするか」

「 これからは町人の時代が来るかもな。いや既にそうじゃないか」

「 おれの家でもみんな内職でやっとの暮らしだもんな」

「 だから俺の場合次男でよかったよ。兄貴が哀れだ」

「 おれも口入屋に割のいい仕事を頼むのに必死だよ」

「 この間はお店の用心棒もやったしな」

この連中も中々大変だなと感じる。わあわあ言い合い些か酔った。

店に帰ると番頭が手紙が届いていると渡してくれた。

お師匠からの便りだった。中に和尚の文も入っていた。懐かしくも遠く離れた

所にいる自分を気遣ってくれる人達に感謝し、早速その後の様子をしたためた。

無事で元気にやっている事と中西道場にも行った事、今は別の道場の食客に

なっている事、泉屋にいまだに世話になり護衛の仕事で初めて人に手傷を与えた事、隅田川の

土手を走って天狗と間違われた事等をしたためた。

そして江戸の名物佃煮と浅草海苔を荷の中入れ泉屋の手を借り送ってもらった。

翌朝も三宅達と土手を走り、さらに道場に戻り門弟と稽古をした後

泉屋に戻って、台所で遅い昼餉を取った。

<
第3章 長屋住まい
inserted by FC2 system